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ICEF15の第IIb相臨床試験結果米国学会誌Clinical Gastroenterology and Hepatologyに掲載

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Skeletal muscle-derived cell implantation for the treatment of faecal incontinence: a randomized, placebo-controlled study (「便失禁治療のための骨格筋由来細胞の移植:プラセボ対照無作為化比較試験」)

 便失禁・尿失禁の治療を目的とした細胞治療により、人々の健康とQOL向上を目指すイノバセル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:コーリン・ノビック(Colin Lee Novick)、シーガー・ジェイソン(Jason David Sieger))は、便失禁を対象とした自家由来の筋芽細胞からなる細胞治療製品(ICEF15)を用いた第Ⅱb相試験結果に関する論文が、米国の学会誌 Clinical Gastroenterology and Hepatologyに掲載されましたことをご報告します。

 ICEF15の第Ⅱb相臨床試験では、本製品の高い安全性と忍容性が確認されました。また、便失禁頻度の移植6ヵ月後におけるベースラインからの変化において、高用量群で対象群と比較し統計学的に有意な低下が検出され、主要エンドポイントが達成されました。そして、罹患期間10年以内であり且つ失禁頻度(IEF:Incontinence episode frequency)が高い便失禁患者にフォーカスを絞った探索的ポストホック解析では、両群間でさらなる差を確認することができました。

 Clinical Gastroenterology and Hepatology は米国胃腸病学会(AGA: American Gastroenterological Association, https://gastro.org)の公式なクリニカルプラクティスジャーナルです。 (https://www.journals.elsevier.com/clinical-gastroenterology-and-hepatology)。

 本論文はこちら(https://www.cghjournal.org/article/S1542-3565(22)00729-7/fulltext#relatedArticles , DOI:https://doi.org/10.1016/j.cgh.2022.07.039 , PMID:35961517)

代表取締役 CEO ノビック・コーリンのコメント

 ICEF15の第Ⅱb相試験の結果を、Clinical Gastroenterology and HepatologyというAGA関連ジャーナルに論文として公表することができました。この結果につながる働きをしてくれた方々全員に深い感謝の意を心より申し上げたいと思います。便失禁に悩む患者さまに、ICEF15が素晴らしい治療オプションとなる可能性があることを、皆さまに示すことができ、大変うれしく思っております。

 現在第Ⅲ相試験は欧州にて患者組入れが進んでいます。また、日本においても速やかに試験が開始できるよう尽力し、更なる進展を皆さまにお伝えできるよう努めて参ります。

ICEF15について

 患者さまご自身の筋芽細胞を利用し、“局所投与”での筋肉再生を図ることにより、切迫性便失禁の治療を目指す製品です。

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